ニュージーランドの小学校教育について

2025-08-28 18:24:44

ニュージーランドに来て約一年たって、
ウチの息子もかなり学校に慣れてきたが、
最近学校の先生から話をきいて、今まで自分が感じてきたものなどをまとめておきたくなったので、書きます。

ニュージーランドの小学生に、テストなどはない。
どこまで理解したかではなく、子供それぞれがどこまで進んだかどうかを重視している。
そのため、各子どもに合わせた教材(ドリルや教科書など、形式が決まっているものはない)を先生がその子に合わせて選択してくれる。
順次ステップアップできるようなものを選んでくれるので、先生のノウハウが大事になっている。
しかもそれをクラス20人ぐらい皆別々に考えるわけだから、相当大変。

ここは、カリキュラムが決まっていて、それに沿っていることが大事となる日本とは違うところ。もちろんどっちがいいとかではない。

そういうニュージーランドの教育だと、親が子供の勉強の進捗具合(というか、どこまでできているのか)を把握するのは簡単ではない。
学期の終わりに担任の先生が細かくかいてくれるレポートはあるが、普段はどう把握すればよいのか。
日本だと小テストがよくあるから、
それを親が見てれば、ああこの子はここが苦手なんだとかが分かるが、
そういうテストはないので、
親子で普段から学校であったことなどを共有するようにしていかないとキャッチアップは難しいと思う。

毎週英語のクラスで渡される本でも、実はその子のレベルに合わせて先生が選択してくれていますって感じだから、
前の本と同じだと気づいたら、それは子供がそこで何かに引っかかって進捗が止まっているかもしれないというサインと考えるのが良いそうだ。

そしたらそこからまた会話が生まれて、自分の子が何を考えているのかを把握できるようになる。
良くも悪くも親がしっかりと見てあげなければならない。
ニュージーランドだけではなく、イギリス圏はどこも同じ感じがするが、
意外に欧米のほうがシステマチックに教育を捉えておらず、アナログというか、親子の関係を重視しているのが面白い。

なお、この教育システムだと先生の質はかなり大事なので、経験豊かな先生が重宝される。
ウチの息子の先生なんて、結構年配者だけど、やっぱりかなりしっかり見てくれているなとも感じる。
しかも面白いことに、この先生、去年は見聞を広めるために世界中を旅していたらしい。
年齢を感じさせないほどバイタリティにあふれているのは、そういう経験が重要視されるからなんだろうな。

あと、この教育システムは、
先生にとってみれば、そのクラスの子に対してある程度自由裁量が与えられているようなものだから、
自分のやりたい教育ができるシステムなのではないだろうか。
これは先生側のやる気を促進する上でかなり重要だと思う。
特に、子供が好きで、子供が育っていくのを見るのが好きって理由で先生目指す人が多いだろうから、そこにやりがいがあるのは大きい気がする。

日本の先生がツラくて辞めちゃうのは、
もちろんやること多すぎて給料と見合っていないってことは前提にあるんだけど、
カリキュラムは決められてしまっているから、上のような先生側のやる気を引き出すシステムになってないってのはあるのかもな。
まあ、日本の先生事情は想像でしかないから適当だけど。

とりあえず最近思ったことはこんな感じ。




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