外国語勉強についてと、今年を振り返って

2024-12-31 10:04:44

昨日、この映画を映画館で見てきた。

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ニュージーランドでは最近公開。日本だと1/24だったはず。
洋画だが、かなり日本について焦点あたっている映画で、
本木雅弘、Koki、中村雅俊、柴田理恵など、日本の役者がしっかりと出ている。
原作はアイスランドで発売されたベストセラーで、
アイスランド人のおじいちゃんが、初期の認知症と診断されたのをきっかけに、
50年前にロンドンで突然姿を消したかつての恋人を探してロンドン、日本と旅する話。
現在と50年前が行ったり来たりするし、アイスランド語、英語、日本語が混じり合うので、結構忙しいかなと最初は思ったが、
話自体は分かりやすいので、そこまで全然わからないという感じはない。
ちなみに、ニュージーランドで見たので、もちろん英語には字幕ついていないが、アイスランド語と日本語には英語字幕がついている。
ついていけるか心配だったが、英語はかなりクリアだったので聞き取りやすい。

映画自体は、哀愁漂う感じがかなり良かった。
そして、最後に出てくる役の人が誰なのか分かると、映画好きな人は驚き、思わずニヤッとするだろう。

この映画を見たきっかけは、こっちで知り合ったカタロニア人の友人にオススメされたからだ。
僕がアイスランドが好きで、かつ日本人ということで教えてくれたのだろう。

カタロニアの話はかなり興味深いし、その友人にも色々と教えてもらったけども、話が脱線するので、今は書かない。
ちなみに、彼女は自分のことはスペイン人とは決して言わない。これだけで、知っている人はどういうことか察すると思う。

閑話休題。
そう、僕はアイスランドに興味がある。行ったことはないけど。
アイスランドの音楽を聞いたりするので、何組かのアーティストの曲は結構聞いているし、
文化の特殊性を知るにつけ、とても魅力的な国だなと思う。

で、いつかアイスランド語を習ってみたいと思っているのだけど、
今は英語に集中しないといけないからできないなと思って、ネットサーフィンをしていると、
下記のブログを見つけた。

うさぎメモ@多言語に夢中

この人は言語学習マニアで、20年近く様々な言語を学ぶことを趣味にしている人。
このブログの、「多言語」カテゴリーを色々と見ると、
外国語学習についての考え方が色々と学べた。

語学力は貯められない | うさぎメモ@多言語に夢中

その中で僕が一番印象的だったのは、上記の記事の、外国語学習は貯めておけないということ。
使わずにずっと放置しておくとどんどん忘れていく。
これは、海外に住んで日本に戻った人なんかは特に納得できることだと思う。
で、普通はここで、
ああ、貯めておけないのだから、もっと英語を維持しておけば良かったと、後悔の感情が湧くと思う。
しかし、そう思うのは、外国語学習が、「習得」するものだと思っているからだと。
習得というのは、多くの人は、一度学んだら忘れずに身に付くということを意味していると思っているので、
忘れてしまうと、かけた時間に対して元を取れていないように感じるのだが、
実際、外国語学習は忘れていくのが基本なのだと。
だけど、それを使って、いっときでも生活していけたということ自体に価値があり、それはもう元を取っているということではないかと。
だから、一度外国語学習から離れて忘れることが多くても、決してそれはマイナスと捉えるのではなく、
やればやるだけプラスになるが、すでに自分は元を取っているのだから、やらなかったからと言って、マイナスではないという思いが重要なのではないかと思う。
マイナスだと思うと、外国語学習に対して義務だと思ってしまうからね。それは辛いだろうし。

そもそも「外国語学習は手段であって目的ではない」という言葉はよく聞くが、
手段だから、しっかりマスターしてから次のステップにいかないといけないという風に思うが、
そうじゃなくて、手段だからこそ、どんなに拙くてもそれを使って何かを実現できればそれで良いのだという風に考えると、心が軽くなる。

さて、こんなことを思った心持ちは、年末で一年を振り返っているというのもあると思う。
今年は、ニュージーランドに引っ越してきたのと、プラス、そのために色々と準備したり、
来てからも色々なことがあったので、大変な一年だった。
しかし、その中で英語を真剣に取り組んでいて、かなり楽しかった一年であった。
とはいえ、こんだけ英語漬けになっているのに、中々言いたいことが言えなくて辛いときもあるので、
上記のような考えに触れることができて、また来年からも頑張ろうという気になる。

来年は2月あたりにIELTSをまた受けようと思っている。そこで目標の点数が取れたら、
趣味としてアイスランド語にも手を出してみようかな。




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