Macで家庭内LANにMinecraftサーバを立ててSwitchからつなぐ
2024-12-25 09:03:44
前回、下記でUbuntuでMinecraftサーバを立てたけど、
ニュージーランドに引っ越してから、今のところまだパソコンがMacしかないので、重い腰を上げてこっちでも構築してみる。
Ubuntuで家庭内LANにMinecraftサーバを立ててSwitchからつなぐ
なお、構成は最初からFabric版だし、
データも前のを引き継ぐので、基本的には上記記事と同じだが、
特にDNSサーバが違っている。
構成
構成図。
①:DNSサーバに問い合わせ
②:BedrockConnectに接続
③:BedrockConnectで返された入力欄にマイクラサーバのアドレスを入力して接続
という流れは同じ。
環境情報
まずは環境情報。
MacBookAir の、2023 M2
$ sw_vers
ProductName: macOS
ProductVersion: 14.6.1
BuildVersion: 23G93
ちなみに、JavaはAmazon Correttoをbrewでインストールした。
$ brew install --cask corretto
$ java -version
openjdk version "23.0.1" 2024-10-15
OpenJDK Runtime Environment Corretto-23.0.1.8.1 (build 23.0.1+8-FR)
OpenJDK 64-Bit Server VM Corretto-23.0.1.8.1 (build 23.0.1+8-FR, mixed mode, sharing)
FabricとそのModなどの用意
すでにバージョンが1.21.4になっていたので、最新版をダウンロードしてくる。
Download Minecraft Server Launcher | Fabric
Modを入れるのに必要なFabric APIは下記から最新版をダウンロード。
Fabric API - Minecraft Mods - CurseForge
GeyserとFloodgateの最新版も下記の各ページにいってダウンロード。
GeyserMC - Organization
BedrockConnectも対応した版をダウンロード。
Releases · Pugmatt/BedrockConnect · GitHub
各ファイルダウンロードしたら、既存jarを置き換え。
1から作る人は前回の記事を参考にしてください。
DNSサーバの構築
今回のメイン
一応やりたいことは下記で説明済み。
Minecraftサーバを立ててSwitchからつなぐために、Ubuntu上にLAN内だけのDNSサーバをたてる
まずはIPアドレスの固定化
今使っているルーターは光回線の会社が貸してくれたtp-linkというルーター。
そこの設定画面で固定化できる。
詳しくは下記。まあ、だいたいどのルーターも同じような感じ。
今回は192.168.88.2で割り振った。
このルーターは192.168.88.1なので、88番台を使っているみたい。
次にDNSサーバのインストール。
Macなので、Ubuntuの時と同じようにsystemd-resolvedというわけにはいかないので、
軽量DNSサーバである、dnsmasqをbrewでインストールした。
brew install dnsmasq
下記で設定ファイルを開いて、
$ sudo vi /opt/homebrew/etc/dnsmasq.conf
下記を追記。
これでdnsmasqが該当IPアドレスへの問い合わせを処理してくれる。
127.0.0.1をいれているのは、一応自身を入れておきたかったから。
何かトラブルがおきたとき調べるのに使えるし。
まあ、別に必須ではない。
listen-address=::1,127.0.0.1,192.168.88.2
そして、DNSを解決してほしい内容を下記ファイルを作って配置。
$ sudo vi /opt/homebrew/etc/dnsmasq.d/minecraft-server.conf
内容は、下記の通り。
address=/geo.hivebedrock.network/192.168.88.2
address=/play.galaxite.net/192.168.88.2
address=/mco.mineplex.com/192.168.88.2
address=/mco.cubecraft.net/192.168.88.2
address=/play.pixelparadise.gg/192.168.88.2
address=/mco.lbsg.net/192.168.88.2
address=/play.inpvp.net/192.168.88.2
そして、dnsmasqを動かす。
sudo brew services restart dnsmasq
Warning: Taking root:admin ownership of some dnsmasq paths:
/opt/homebrew/Cellar/dnsmasq/2.90/sbin
/opt/homebrew/Cellar/dnsmasq/2.90/sbin/dnsmasq
/opt/homebrew/opt/dnsmasq
/opt/homebrew/opt/dnsmasq/sbin
/opt/homebrew/var/homebrew/linked/dnsmasq
This will require manual removal of these paths using `sudo rm` on
brew upgrade/reinstall/uninstall.
==> Successfully started `dnsmasq` (label: homebrew.mxcl.dnsmasq)
digで動作確認
自身に向けて、geo.hivebedrock.networkを解決してもらう。
dig @127.0.0.1 geo.hivebedrock.network
; <<>> DiG 9.10.6 <<>> @127.0.0.1 geo.hivebedrock.network
; (1 server found)
;; global options: +cmd
;; Got answer:
;; ->>HEADER<<- opcode: QUERY, status: NOERROR, id: 17146
;; flags: qr aa rd ra; QUERY: 1, ANSWER: 1, AUTHORITY: 0, ADDITIONAL: 1
;; OPT PSEUDOSECTION:
; EDNS: version: 0, flags:; udp: 1232
;; QUESTION SECTION:
;geo.hivebedrock.network. IN A
;; ANSWER SECTION:
geo.hivebedrock.network. 0 IN A 192.168.88.2
;; Query time: 0 msec
;; SERVER: 127.0.0.1#53(127.0.0.1)
;; WHEN: Sun Dec 15 16:06:32 NZDT 2024
;; MSG SIZE rcvd: 68
よしよし、無事に解決している。
Switchから動作確認
ここまで構築したら、FabricとBedrockConnectを起動して、Switchからつなぐ。
switchには、あらかじめ192.168.88.2をDNSサーバに設定しておく。
2つ目も設定できるので、8.8.8.8 (GoogleのDNSサーバ)にしておく。
マイクロソフトアカウントでログインした状態で、
Multiplayを選び、特集サーバを何でもいいから選んで入る。
そして、BedrockConnectのサーバ選択画面が表示されたら、
Add Serverから、
自前のアドレス 192.168.88.2
ポート番号 19133
を入力して保存し、
そこに接続しにいくようにすれば、無事ログインできる。
ということで、再度子どもといっしょにマイクラができるようになった!
なんだけど、息子は今日クリスマスでサンタさんからもらったカービィ Wiiデラックスに夢中で全然マイクラやろうとしない(笑)
参考
macで軽量DNSサーバ dnsmasqを使う #Mac - Qiita
Dnsmasq を使って特定の時間帯・サイトへのアクセス制限をする
dnsmasq - ArchWiki
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