親業を読んだ
2021-03-17 09:03:44
親業―子どもの考える力をのばす親子関係のつくり方
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トマス ゴードン(著), Gordon,Thomas(原著), 千恵, 近藤(翻訳)
息子が育っていくなかで、
どうしても言うことをきかず、だだをこねたりふざけたりすることがある。
別にたいしたことをやってほしいんじゃなくて、
早く寝なさいとかご飯残さず食べなとかなんだけど。
どこの家でもあると思う。
で、そういうときの対処法って、
叱って無理やりやらせるか、
ご褒美を設定して頑張らせるかの2択になるんだけど、
そういうことやってて、なんか違うなとは思ってた。
そして最近息子がやたらと謝ってくるようになって、
ちょっと叱りすぎたかって気になってきた。
そこで、まだ子供が産まれる前に買った本があることを思い出し、
今回上記の本を読むに至った。
原著は1970年、翻訳版も1998年にでた本だし、感想は他の人が詳しくかいてるだろうから、
ここでは自分用にエッセンスだけ取り出しておく。
- 能動的な聞き方をすべし
お決まりの12の型の聞き方は避ける。- 命令・指示
- 注意・脅迫
- 訓戒・説教
- 忠告・解決策などを提示
- 講義・論理の展開
- 批判・非難
- 称賛・同意
- 悪口をいう・ばかにする・辱める
- 分析・診断
- 激励・同情
- 質問・尋問
- 中止・注意をほかへそらす
ドアオープナーの聞き方をすることで、
変に深読みをせずに続きを促し、
相手が伝えたいことを読み取る。
これをやっても話してくれないときはよくある。
一度で話してはくれない。焦らず、時間を置いたりして、ゆっくりと話す。
- 自身の受容領域と非受容領域を認識し、
その問題の主体は誰なのかを意識する。
主体が相手にある場合は、その解決は本人にまかせる。
これにより、自身の受容領域もひろがっていく(厳密には、非受容領域と思ってたことがよく考えれば受容領域であることに気づく) - 自身の非受容領域にあるものを伝えるには、
「わたしメッセージ」を使い、あくまで自身がどう思うか、感じるかを話す。
「あなたメッセージ」は使わない。
このため、自身の感情とそれがなぜ非受容領域なのかを相手に伝わる言葉で言語化できるようにしておく必要がある。 - 上記により、相手と自身で解決していかなくてはいけない問題があきらかになってきたら、
「勝負なし法」により、どちらの希望も損なわずに叶えられる解決策を探る。
具体的には下記の流れ。- なにについてに対立かをはっきりさせる。
- いろいろな解決案を出してみる。
- 出てきた解決案をひとつひとつ評価する。
- いちばんいい解決策を選ぶ。
- その解決策をどうやって実行するかを考える。
- うまくいっているかどうか調べる。
- 価値観を教えたければ、いってきかせてもうまく行かない。
自身の行動で示すべし。
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